メニュー

水いぼ(伝染性軟属腫 でんせんせいなんぞくしゅ)

子どもの体や四肢(手のひらと足の裏以外どこでも)に直径2〜5mmくらいの肌色やピンク色の半球状の腫瘤が見られたときは水いぼの可能性を考える必要があります。みずみずしいので水いぼと言われますが、中に入っているのはお粥のようなものです。伝染性軟属腫ウイルスによる感染症で、乾燥した皮膚の子どもによく見られます。掻いてしまうと広がります。数ヶ月から長くても1年で自分の免疫反応によって自然に脱落するので、子どもへの痛みをともなう処置を避けるため当クリニックでは基本的には無理に取りません(ただしまだ数個しかできていない段階で子ども本人が頑張れる時だけ、ピンセットを使って取り除くこともあります)。子どもでものめる甘い漢方薬や塗り薬を使うことはあります。局所麻酔テープを貼ってから水いぼを取り除く方法もありますが、アナフィラキシーショックを起こしたとの報告がいくつか見られるため当院では使っていません。日常の注意点としてはプールの浮き輪やビート板の共用は避け、タオルの貸し借りは控えること。ラッシュガードを着用すれば水を介してはうつりません。また皮膚の保湿を心がけるようにすることが予防につながります。

当院では水いぼの治癒に効果があるとされる専用のクリーム剤もご案内しています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME