第2回東京都皮膚科医会学術講演会に出席してきました
先日の土曜日、以前から楽しみにしていた東京都皮膚科医会の学術講演会に出席してきました。東京都の皮膚科医会員ではないのですが、オープンに参加できるのです。診察が終わってからスタッフに戸締まりを頼んで御茶ノ水ソラシティに向かいます。会場に入ると自分より年上の先生が大変多く参加されていて、実はちょっと驚きました。ベテランになってもみなさん勉強を怠りませんね。
前半は日本医科大学の准教授の先生による皮膚科領域での抗菌剤(抗生物質)の使い方についての講演でした。重症の軟部組織感染症への対応や、クリニックでもよく見ることの多い皮膚感染症である丹毒(たんどく)や下腿の蜂窩織炎(ほうかしきえん)に対しての抗生物質の選択等大変参考になり、僕の質問にも答えていただきました。後半は日本臨床皮膚科医会の現会長による軟膏療法についての講演でした。皮膚科領域でも新しい注射薬や内服薬が次々に導入されていますが、その前にやはり外用薬=塗り薬の重要性は変わらないと強調され、さまざまな具体的な治療上の工夫を話されました。質問にも話が弾みまた講演の後も親しくお話しさせていただき、ビッグボスと呼ばれ敬愛される飾らない人柄や熱い行動力にファンになってしまいました。
お茶の水は浪人生のとき通った駿台予備学校のある思い出の場所です。駿台新聞からもインタビュー受けたっけなー。教務課の小川さん(男性です)、今はどうされているのだろう。少し時間があったので久しぶりに訪れた学生街は、記憶に残る約40年前のあの時の強い日差しの中の街とは少しだけ変わってしまっていましたが、今も自分の目標に向かう若者たちを全国から引きよせて輝いているようでした。