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稗粒腫(はいりゅうしゅ)

ひえの粒と書くように、直径1〜2mmくらいの黄白色の半球状の硬い小さな盛り上がりです。

顔面では目の周りによく見られ、頬や口の周りにも出現します。

小さなカプセル状の腫瘤が皮膚の下に埋まっている状態で「粉瘤」と似た構造ですが、粉瘤とは異なって2mm以上には大きくなってきません。ただし自然に消退することはありません。治療は穴を開けて中身を排出することがよく行われますが、カプセル自体が残っていると再燃することがあるので、当院では可能な限りカプセルを丸ごと取り出すように治療しています。健康保険適応の処置となっていますがあまり小さい時はカプセルの壁も薄いためきれいに除去できない可能性があるため摘出を見送ることもあります。また、ごくたまに中にクリーム状の脂肪が溜まっている別の疾患(脂腺嚢腫)のことがありその時はカプセルの除去はできず、中の脂肪の排出にとどまります。

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