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子どもとおとなの 手足口病

手足口病は手のひらや足の裏、口の中(舌も)や口の周りにできる小さな水疱や赤い発疹を特徴とするウイルス性の感染症です。手のひらや足の裏だけでなく肘、膝、お尻などに、先に発疹が出ることも珍しくありません。また、全員ではありませんが発疹が出る前に発熱やかぜのような症状も伴うことがあります。患者の9割は5歳以下の幼児ですがおとなの家族が感染することがありその場合子どもより「水疱部や関節の痛み」などの症状が強く出るので看病する人は感染しないように注意が必要です。

患者さんの便に触ったあと手を十分に洗わずに自分の口を触ってしまったり、つばなどの飛沫などを吸い込んだりして感染します。また、水疱に含まれる滲出液にもウイルスがいて、やはり感染性があるので要注意です。家庭内感染を予防するため、お子さんがかかったら、お家の人はマスクをして飛沫を吸い込まないように気をつけましょう。原因となるウイルスがアルコールでは活性を失わないので、ウイルスが排出されているおむつ交換の後や水疱を触った後は手を石鹸でしっかり洗ってから十分に水で洗い流すことが必要です。

子どもでは手足や口の中の発疹は約1週間程度で自然に治るので、その後は登園・登校してさしつかえないとされていますが、のどからの排出は数週間、便からは1か月ほどウイルスが排出されることがあるので、その期間は油断せず手洗いを続けましょう。

なお、原因となるウイルスが何種類かあるので一度手足口病にかかって治っても免疫のない別のウイルスが原因で再発症することがあります。また周囲に子どものいないおとなもかかることがあります。

皮膚科では水疱の分布や形などから診断をつけていきます。特効薬はなく、対症療法的に飲み薬や塗り薬を必要に応じて処方しますが、こどもでは口の中の発疹のために痛くて食べられないことがあるので十分に水分補給させることに注意してください。また、まれに髄膜炎症状を起こすことがあり、頭痛・嘔吐・発熱・ふらつきなどが見られたら、それに応じた治療が必要なので小児科を受診してください。なおウイルスの型によっては手足の爪が脱落することがありますが、元通りになるので心配はいりません。

例年春から夏にかけて流行する病気です。2026年8月中旬現在の千葉県感染症情報センターのデータでは、千葉県内での手足口病の流行は落ち着いてきたようですが、習志野市ではまだ高めで推移していますので引き続き注意しましょう。

 

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