子どもの口なめ皮膚炎
よく子どもに見られる口の周りに環状の湿疹です。冬期など唇が乾燥したときに、唇を潤そうとして舌で舐めることによってかえって乾燥が進行してしまいます。それを潤すためにまた舐め、という悪循環に入り込み、しまいには唇の周囲の舌の届く範囲が環状に湿疹化してしまいかゆみを伴うようになります。
治療としては、保湿作用と消炎作用のある塗り薬を(保護者の方に)こまめに塗っていただきます。夜の間に症状を改善させるためには眠ってしまってから塗るのも有効です。
癖になってしまっていることも多いですが、時期が来れば、あるいは季節が来れば必ずよくなるので、決して子どもさんを怒らないでください。