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凍瘡(しもやけ)

いわゆるしもやけです。気温10℃以下の寒さにさらされることにより発症しはじめる、手足の先、耳や鼻の先など体の末梢部分の腫れです。屋外と室内の温度差により、繰り返して皮膚温が上がったり下がったりすることで末梢で血液の循環障害(渋滞)が生じて発症します。症状が強いと水ぶくれやびらんを生じることあります。

暖めることは有効ですが急速に暖めるとかえってかゆみが強くなることがありますのでゆっくりと徐々に温度を上げる方がいいようです。外出時と帰宅したあとの温度差が原因なので外出時は手袋を忘れず(みなさん実行されていますが)、また靴下が靴の中で汗で湿った場合は乾いたものに履き替えることも温度を下げないためには有効です。

治療法は循環を良くするビタミン内服剤や塗り薬を処方します。大人の患者さんでは体を温めるショウガの入ったものなど漢方薬も内服していただくことも多いですが、指先が冷たくないのにしもやけになっている場合は別の漢方薬も選択する等、何種類かから使い分けていきます。

暖かい季節になっても症状が残る場合は、まれですが別の病気が隠れていることがあるので詳しく検査することもあります。

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