エキシマライト療法(USHIO セラビーム UV308 slim、UV308 mini)
紫外線は50年以上前から乾癬などの治療に用いられてきましたが、紫外線の波長をごく狭い範囲に限定することにより、さらに安全に光線治療に用いられるようになりました。その中で308nmにピークを持たせ、さらに不必要な赤みを生じさせないフィルター(エキシマフィルター)を装備して開発されたのがUSHIO社のセラビームシリーズです。当クリニックではこのセラビームUV308slimを導入しており、円形脱毛症、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、乾癬などの治療に役立てています。また、エキシマライトは強い痒みのある部分の「表皮内神経」を枯渇させることで痒みを軽減させる効果が認められており、そのような患者さんにも使用しています。2025年3月からは現在の装置の小型版セラビーム308miniも導入しました。小型でも性能は同じですがハンディタイプで取り回しがしやすいので、頭部や頚部の円形脱毛症や白斑症などの治療のほか、手足の頑固なかゆみを伴う部分にも使用します。