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いぼ(尋常性ゆうぜい)

 

「いぼ」といわれるものも色々ありますが、手の指や足の裏にできるいぼは正式には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といって、ヒトパピローマウイルスという原因ウイルスが皮膚の小さな傷から侵入して小さな表面のザラザラした丘疹として発症します。よく見ると小さな赤い点がパラパラ見られることが多いです。子どもの足の裏にうおのめの様なものができたという場合はこちらのウイルス性のいぼであることが殆どです。治療としては一般的には液体窒素でいぼを凍らせることを2〜3週間ごとに繰り返しますが、特に足の裏にできたいぼは液体窒素治療を強くやっても、「とても痛い割に治りにくい」傾向があり、長期の通院を余儀なくされることもよくあります。

当クリニックでは子どもの液体窒素治療は痛くない程度のごく軽めにとどめています。その強さでも免疫反応(自分のリンパ球=免疫細胞)を刺激することはできるためです。加えて自宅で毎日外用薬を塗っていただき、合わせ技で痛みのほとんどない治療で早期の治癒をめざしています。また、麦アレルギーのない限りヨクイニンというハトムギから取った内服薬を飲んでもらうことも行っています。

また大人でも特に足の裏の尋常性疣贅は液体窒素療法だけでは治りにくいので、特製の軟膏を使って治癒を早めるようにしています。

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